days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

ヨセミテ〜ハーフドーム登頂

数ヶ月前、友人のメールにあったひと言「ハーフドーム登頂希望!」。
このひと言が全ての始まりでした。
トレイルヘッドからハーフドームまで往復約30Km、最後は体感的には垂直の急な傾斜をワイヤーを使ってよじ登っていくというハードなトレイルコースです。
朝4時に起床して仕度、宿のチェックアウトをしてトレイルヘッドに着いた頃は予定より遅く朝6時になってしまいました。
そこからまずはヴァーナル滝までのぼり、さらにネバダ滝上部へ。ここで朝ごはんを食べました。滝を真上から見る、という体験はなかなかできないので新鮮でした。
ここまでで、一般ハイカーのほとんどが帰途につきます(ガイドブックによりとネバダ滝まででも往復6〜8時間のハイク)。
私達の目指すハーフドームはさらに遥か上に見えます。
長い長い出口の見えない、看板も目印もない登りをゼイゼイ登って、ようやくハーフドームのショルダー部分が見えてきました。
しかしここからの長い岩場の急階段は心臓が口から漏れてしまいそうなくらい苦しかったです。
そして階段すらなくなり、急な岩場をよじ登っていきます。この間、行き倒れのようになっている人もちらほら。。
この区間で撮影された私の写真は笑っているけれど苦悶の表情が滲み出ていました。
そしてようやく最後のケーブル部分へ到着。見た目、ほぼ垂直。
これは体力を回復してから挑戦しないと命にかかわると思い、小休止。
体力が回復したところでケーブルにとりかかりました。
足場は急な花崗岩でズルズル滑るので実質ケーブルを使って腕力で登っていく感じです。
前の方を登っているティーンネイジャーの女の子は怖くて泣いてしまっているようでしたが、実は私達はこのケーブル区間はラクだったし、わりと楽しかったです。
これはスキー場で超急斜面に慣れていたおかげだと思います。
そして、ついに登頂!!
きつかったけれど、景色は360℃大パノラマ!気分は最高!でした。
お昼ごはんを食べて、ひろーい頂上のあちこちから景色を楽しんで、2時間も頂上に長居してしまいました。
そして下山。もう2時をまわるというのに、まだまだハイカーが登っていきます。このくらいの時間だと気温も上がっていて、かなり辛そうでした。
今まで、下山が苦しいと思ったことはなかったのですが、今回はなにしろ片道15Kmなので下山も辛かったです。
駐車場まで着いたときは本当に嬉しかった!
今までの人生の中で「きつい体験BEST3」に入る登山でした。富士山よりもきつかったです。
でも一生の思い出になりそうな体験でした。