days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

リーダーシップ

RookieのトレーニングをしていただいたトレーナーMasumiさんのブログにRookieのことが書かれています。
実はMasumiさんにたどり着くまでに、Rookieは他に2人のトレーナーさんからトレーニングを受けています。
いずれもポジティブトレーニング(陽性強化)によるオビディエンス(服従訓練)クラスで、良いことをしたらオヤツをあげたり褒めたりして、犬の長所を伸ばしていくというもの。
このやり方は犬にもオーナーにも負担が少なく楽しみながらトレーニングできるので良い方法なのですが、Rookieのような「頭は良く、何でも言うことはよく聞くけれど、強烈なアグレッション持ち」には残念ながら何の効果もありませんでした。
他の犬への強い恐怖心が攻撃性になって現れるRookieに必要なのは、愛情だけではなく、誰よりも強いリーダーだったようです。
Rookieは他に犬さえいなければ、聞き分けの良い犬だし、歩く時もちょっとトレーニングしただけで私の横を歩けるようになったので、最初のトレーナーさん達は「リーダーシップに問題なし」と宣言し、私もすっかりそれを鵜呑みにしていました。
しかしMasumiさんの見立てで、Rookieは確かに横を歩いているけれど、耳は立ち、尾は上がり、鼻ヒクヒク、顔キョロキョロで完全にハンティングモードになっているとのこと。
Rookieにリーダーシップを渡してもらうべく(Rookieがリラックスして散歩を楽しむためにも!)、Masumiさんの指導で、私は生まれて始めてフォース、強制服従をさせました。
シェルターでボランティアする前、ただのいち犬好きだった私は「家庭犬に強制服従訓練は必要ないし残酷だ」と言って憚らなかったと思います。
私が子供の頃飼っていたシェルティーは特に何のしつけもしていないのに、フレンドリーでよく言うことを聞く良い子でした。
それを浅はかにまるで自分の手柄のように思っていました。
でもシェルターで2年間ボランティアするうち、生まれつき難しい性格の犬もいて、そういう子には優しさと理想だけでは幸せにしてあげられないということに気付かされました。
小さな犬なら多少暴君であっても愛嬌ですが、大きな犬ともなるとオーナーがしっかりリーダーシップをとってあげないと危険です。
Rookieのアグレッションは以前よりかなり良くなりましたが、まだまだ努力が必要です。
Rookieのトレーニングを通して、Rookieより私のほうが書き尽くせないくらいいろいろなことを学んでいる気がします。
◆トレーナーMasumiさんのブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/dogwhispere138/