Rookieのワン友達（候補）

Rookieの犬に対する恐怖心を和らげるために、トレーナーさんの家の犬たちと遊ぶ時間を作っています。
最初に会った時は、トレーナーさんの犬にも襲いかかろうとしたRookie。
まだRookieはみんなの輪に入って遊びたいとは思っていないようですが、回を追うごとにリラックスしてきているようです。
ちなみにブログを昔から全て読んでいる人はご存知かと思いますが、このRookieはボランティア含め、ポジティブトレーニング（陽性強化）を得意とするトレーナー3人の指導を受けましたが、全くアグレッションは改善しませんでした。
（この陽性強化って言葉が魔法の言葉のようにひとり歩きしている感があります。でも実際まるで効かない犬もいるし、陽性強化で売っているトレーナーさんでも、チョークチェーンやペンチカラー使って犬をシバいている人も見かけますけどね。コレクションは一瞬なので飼い主はそのことに気付かないみたいですが。）
恐怖からアイコンタクトは合わせられない、トリートにも興味がない、完璧にできるはずのコマンドも耳に届かない。
この子をここまで犬と一緒にいられるようにしたのは、人間がリーダーシップをとることでした。
そしてそのリーダーシップをとるキッカケとなったのが陽性強化（褒めるしつけ）とは対極にある強制服従でした。
強制服従やネガティブトレーニングに反発される方も多いのですが、陽性強化だけではどうにもならない犬もけっこうたくさんいるのです。
誤解されている方がいるようですが、キッカケを作るための一撃であって、永久に痛みや恐怖を与え続けるものではありません。
そしてこういった痛みや罰を与えるトレーニングをしても、愛情を持って接すれば、犬がおかしくなることはありません。
とっても厳しいRookieのトレーナーさんが現れると、犬達はみんなキューンとおとなしくなりますが、それでもトレーナーさんのことが大好きです。
むしろ飼い主がビシッと叱れないことによって、おかしくなってしまった犬の方が巷にはあふれている様に思えてなりません。

トレーナーさん家のマックスとレオ、預かりトレーニング中のブル

いちおう仲良しそうに並んでいるルーキーとレオ
（近くにいたり、匂いを嗅ぎあうことはできるようになりました）

みんなに大人気のレオとブル

今日のRookieと里親さん候補の面接ですが、こちらからお断りしました。
理由は「Rookieはアグレッション持ちだから、他の犬がいる所をあなたに散歩してもらいますよ」と事前に説明しておいたのに、ビーチサンダルでやってきたこと。
シェパードmixでアグレッション持ちの犬を散歩させるのに、ビーチサンダルで来るような心構えのない人にRookieは任せられません。
もしRookieが暴れた時にしっかりホールドできなくて、他に犬に怪我をさせたり（殺すことだってできる犬です）、Rookie自身が車道に飛び出して事故になったらと思うと。。
シェパードはチワワやダックスフントとは訳が違うのですから。