days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

Milo was returned

ずいぶん前(1年前くらい?)にアダプトされたビーグル×バセットハウンドMixのMiloがリターンされてきました。
久しぶりに会ったMiloは、私の知っていたMiloとはずいぶん変わっていました。
ぶくぶくに太り、1日中吠えやまず、リードも引っ張りっぱなし、オマケにフードアグレッションになっていました。
元のおっとりしたMiloに戻れるよう、他のボランティアとも協力しながらトレーニングしていきたいと思います。
Miloの写真がないので、画像は最近レスキューに来たボーダーコリー×シェパードMixのCharlieです。
Charlieはボーダーコリーのハイパーさにシェパードの攻撃性とデカさが加わっているので、散歩が大変な犬です。
散歩中、吠えっぱなしで、引っ張りっぱなし。
この犬も里親さんを見つけるためには要トレーニングでしょう。
何回里親さんが見つかっても、きちんとしつけが入っていない犬は何度でもリターンされてしまいます。
愛情を注いで可愛がれば犬はなつきますが、問題行動自体は治らないケースも多いです。
ほんとに悔しいことに、愛情だけでは犬を助けることはできません。
犬がリターンされないためには、そしてリミットのあるシェルターの犬の命を救うには、その子に合った効果的なトレーニングが必要です。

シェルターの犬のリターンが多いことで、先日ある日本人からこんなメールを頂きました。

「理解しがたいのは、戻ってきてしまう原因を追求し何か対策案を施していらっしゃるのでしょうか?
里親任せにするのではなく、里親たちにどのようにして犬たちと関わっていきしつけていくかをしっかり指導したうえでお渡しないといけないんではないでしょうか?」
もちろん里親さん候補とは、犬と一緒に何回か面談しますし、飼育環境や家族構成なども考慮してマッチングを考えます。
その犬の良い面、悪い面を説明し、アグレッションのある犬は実際にその場を見てもらいます。
譲渡後も相談は受け付けているし、シェルターにいる間はボランティアたちが必死で世話したり、トレーニングしたりしています。
私たちはあくまでボランティア。パーフェクトとは言えないけれど、ベストは尽くしています。
でもね、犬を棄ててしまうような人間自体を変えることは、私たちレスキューボランティアには出来ません。そこまで求められても、困ります。
この方の場合はポジティブトレーニングしか認めておらず(この人のメールによれば、どんな犬でも愛情と根気を持てば、褒めるしつけで治せるそうです。いや是非Rookie、Casper、Tyler etc...治してほしい犬がいっぱいです。おそらくCasperにリーシュをつけることも出来ないでしょうけど。褒めて治す優しいトレーニングを志しているはずなのに何故かヒステリックな人も複数見受けられるので、ボランティア仲間とこういう人達のことを「陽性強化ヒステリー症候群」と分類しています)、チョークやスパイクのみならず、ジェントルリーダーまで嫌悪されているようですから、単に文句を言いたかっただけと思われますが、日々必死に努力しているレスキュー団体やレスキューボランティアを責めるのはお門違いです。
↓私がお世話になっているトレーナーさんの書かれた記事です。
「陽性強化ヒステリー症候群」の方はご一読を!
http://plaza.rakuten.co.jp/dogwhispere138/diary/200704250000/
http://plaza.rakuten.co.jp/dogwhispere138/diary/200704250000/