ラブラブ☆Rookie & Bella

Q:Rookieはどっちでしょうか？

ケージフリーのデイケアでは、毎日犬達が悲喜こもごも（？）の犬世界のドラマを繰り広げています。
BellaはRookieが登場してビッグペンの中に入る前からピョンピョン跳ねて、おでむかえしてくれます。
対するRookieはパックに入ってすぐはテンパってしまって遊ぶことができません。
パックに入った直後はRookieは他の犬の安全の為にマズルを着けて様子を見ます。
BellaはRookieがマズルを着けていても、容赦なく遊びに誘いますが、Rookieはマズル着けていると、いざと言う時に丸腰になるのが怖いようで絶対に遊びません。
Rookieがパックの中で落ち着き、トレーナーさんか、信頼できるスタッフがビッグペンに入った状態で、Rookieのマズルを外してテンションをあげてあげると、、、さっそく誘いに来たBellaと遊び始めます。
他にルーキーが遊んだことがあるのは、メスのピットブル、ローラとニーナ、ピットブルのガキンチョ、ディーゼル、何故かブルドッグのボストン（ボストンとはちょっとだけ）。
ルーキーが誘ったことがあるのは、メスのジンドー、ルーキーによく似た雑種のルビー。この2頭にはフラれました。
逆にルーキーが誘われても嫌がるのは、ラブ＆ゴールデンレトリーバー全てと♂全て。
私のお気に入りの美人さんゼルダが一度誘ってくれたことがあるのですが、ルーキーはやっぱりレトリーバーは嫌いなのか、ガン無視でした。犬が怖いならレトリーバーのようなキャパの広い犬と遊んだほうが安心できると思うのですが、何故か激しい遊び方をする気の強いピットブルやミックスの♀が好きなようです。
エネルギーレベルが同じなのかも？ベラ以外の犬が来ると逃げていますね。
いいんです、怖かったり嫌だったら逃げればいいんです。逆ギレして襲い掛かるのは絶対ダメ！！
ちょっと前までRookieはセントバーナードのラフィエンをかなり警戒していましたが、最近は遊ぶことはできないけれど、そばにいてもキレることなく、無視できるようになっています。
ラフィエンとベラは超活発な仲良し女友達同士。
よく見ているとベラはルーキーと遊んでいる時にラフィエン以外の犬が近づいてくるとガウっと追い払っています。
ルーキーは1回ベラの耳に歯を立ててしまって、ベラが痛がって「きゃん！」と鳴いたら、すぐに歯を離しています。遊びながらたくさんのこと学んでほしいです。
こうやって犬同士のかかわりを見ていると、興味がつきません。

ラブラブといえば、日本ではこんなアホなTV番組が放送されるようですね。
その名も「愛のワンニャン大作戦」愛犬愛猫の恋愛をサポート！ それは前代未聞の「ペット同士のお見合い」
”愛情を持った飼い主たちが「自分の子供とも言える愛犬、愛猫の子供を見たい！」と切に願う気持ちを真剣に応援します。
それぞれのワンちゃん猫ちゃんにぴったりのお相手をさがして仲介、両家のあいさつ、ペット同士の2ショットタイムなどお見合いの様子をじっくりご紹介します。 ほかにも魅力的なコーナーが満載。ペット同士の愛、飼い主との愛が見える、まさに愛の番組なのです。”
もう1回言っちゃうけど「あほか！」

TY局側は視聴率のため、飼い主側は自分のエゴのため、素人と芸能人の犬同士をお見合いさせて、可愛い2世を誕生させよう！などと、、、先進国のなかで、日本がいかに遅れているのか、正しい知識とモラルが無いかを露出してしまうような番組です。
番組の中で、不妊手術を行わないことで罹りやすくなる病気や、遺伝性疾患のこともきっちり伝えてくれるならば、有意義な番組になるかもと思いますが。
番組宛に、お見合い前に双方の血縁者最低でも3代、理想は5代くらいまで遡って遺伝性疾患（癌、股関節異常、皮膚病、癲癇、アレルギー、ありとあらゆる病気があります）や、性格的に問題のある犬がでているかチェックしているのか？と、不妊手術のメリット、日本における犬の殺処分数が年間10万頭以上であることを知っているのか？という質問と、番組を見て安易に繁殖に踏み切り、不幸な犬が増えるのではないか？ＴＶ局側にモラルがあるのならば、番組中でしっかりした正しい知識と厳しい犬社会の現実を放送してほしい。
そして本当に「愛のワンニャン大作戦」ならば、新しい命を増やすことではなく、今殺処分を目の前にしている多くの犬や猫達に里親を探すお見合い番組にした方がよっぽど良い、といった旨を製作者サイドにメールで送らせていただきました。

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