days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

【注目!】Doggies911 プロジェクト始動

ドッグレスキューボランティアとドッグトレーナーが連携して、幸せな犬と飼い主を増やしていこうという「Doggies911」のプロジェクトが始動し始めました。
今日はレスキューボランティアを対象に犬のハンドルの方法を犬の気が散るであろうドッグパークの入り口で練習しました。
1.リーシュはゆったりと余裕を持って持つこと
 常に引っ張ったりきつく持つことで犬に緊張を与えない、伝えないこと
2.犬を前に出さないこと
3.コレクションはタイミング良く、遅いコレクションは逆効果
言葉にすると簡単なことですが、ドンピシャのタイミングでコレクションすることは、自分の犬でさえ、なかなか最初は難しいものです。

ドッグパークの周囲の道を落ち着いて散歩するルーキー


「レスキューに来た不特定多数の犬達をトレーニングしながら散歩させ、アダプタブルな犬にする」というのが大きな目標のひとつです。

今後ボランティアの募集をフリーペーパーなどで呼びかけていく予定です。
11月号の「BRIDGE」でDoggies911の活動が紹介されます!


Doggie’s 911 Project(トレーナーさんの企画書から抜粋)
このたび、私のクライアントさんの提案で、やっと何か目標に向けてムーブメントを起こそう!という動機を頂きました。
今までは、個人での仕事に追われ、自分のやりたいことの最終目標に、一歩も近づくことができなく、日々のストレスと過ごしておりましたが、皆さんのご支援を頂けるように、ドギーズ911のプロジェクト(私がやりたいこと、やれること)をご説明します。
1、 レスキュー犬のトレーニング
  殺処分が決まったルーキーを助けることが出来たのは、飼い主さんの理解と協力です。もし、まみさんという人が私に連絡をしてこなかったら、もし、まみさんがルーキーと出会ってなかったら、もしまみさんが私を理解しなかったら・・・もしまみさんが努力しなかったら・・・・ルーキーは今ごろこの世にはいません。

これらの偶然は奇跡的だと思います。このような形で、私が救える機会を見逃すことがないように、少なくとも飼い主さんが相談してくれるように、ドギーズ911を広めたいと思ってます。
2、 ボランティア・ドッグウォークのコーディネート
レスキュー団体が保護した犬、特に、シェルター(民間)に預けられている犬の散歩を、出来るだけ多くの人を募って、十分な運動を犬ができるように、ハンドリングしながら犬が安定できるように考慮したいところです。
 アダプションに連れていっても、日ごろの運動不足、社会性の不足が目立ち、クレートの中で吠えまくったり、里親に興味がある人が散歩を試すと、散歩に異常に反応して、おちついて犬をハンドルできてない状況が多すぎます。あれでは、せっかくのチャンスが台無しです。レスキュー団体に、トレーニングを薦めたところで、レスキュー団体の強い同情が、トレーニングを邪魔してる結果になっています。
(チョークは使うなとか、首輪は緩めろ)とか、何もしらないレスキュー団体のボランティアが、犬の危険性やボランティアの危険性より、犬が可愛そうという感情に振り回されてる現状です。これは大きな問題です。そこで、ボランティアさんを募り、私の理論とハンドリングを学んでもらって、犬を簡単にハンドリングできるように、また、人にちゃんとハンドルできる犬を作ることを同時に行えます。
レスキュー団体に属したボランティアではなく、ドギーズ911のドッグウォークボランティアをたくさん増やしたいと思ってます。

今、私が個人でできることがここまでです。これに自分の生活のための仕事をしなければ私が生活できませんけど・・・・・


将来やりたいこと・・・・
1、自分の施設を作る。(数十匹がケージのない施設で、リハビリやトレーニングを行える施設を持ちたいと昔から思っていました。犬のトレーニング施設です。

これがあれば、レスキューのトレーニングも含め、クライアントさん自ら、ボランティアで犬の世話をしていただいて、私から犬を学ぶのではなく、ご自身で犬を勉強できると思います。この勉強が飼い主の意識改革に大きく影響することに、私がこの施設を持ちたいという理由です。今までは、飼い主さんに私が犬を説明して、心理状況や犬の読み方など教えていましたが、この施設があれば、トレーナー任せではなく、飼い主さんが問題解決に体当たりせざる負えません。マミさんに薦めたのもこういう理由からです。ルーキーのオーナーであるまみさんは、今私の勤める会社へのボランティアを週2回されてます。
その結果は、今のルーキーが証明してくれます。飼い主が変わらないと、犬が変わらないという原理を話してみても、なかなか潜在意識が変わりません。この施設の目的はそこです。
(将来的には、老犬の施設も並行したいです)
2、私のようなトレーナーを作る。(トレーナーの育成)

 数ばかりが増えるトレーナーという職種に疑問を感じてます。諦めるトレーナーが多いことも残念です。私も一人でこれをやると、体力的にきついので・・・・・できれば、たくさんのトレーナーを育てたいと思います。日本では高額な授業料をだして、学科中心の学校で、トレーナーの修了書をもらうのに、多くの人が無駄な時間とお金を使ってます。
日本からでも、こちらの施設にきて学習してもらい、ハンドリング中心にトレーナーの育成をやりたいと思ってます。そして私のように、ボランティアコーディネートができるトレーナーが各国で活躍できれば、救える命も増やせます。
3、セミナーや講習を各地で行う。(これで施設つくりの資金を募ることが可能かも)
 日本ではペットブームで犬を飼うというファッション志向がまだまだ根強くあります。ペット、(犬に限らず)捨てる人を咎めることは、犬を救うことと直接関係がありません。また、捨てようかと思っている飼い主と犬が長く生活する自体、犬の不幸です。もちろん、捨てないようにという教育は一番大事なことです。それからむやみに繁殖させないという知識を広めることも同時にしていかなければなりません。また、捨てるという言葉ではなくRE.HOMEというシステム(アメリカではアダプトするというシステムがあることは広がってますが)、を日本に広げて、根強いものに作り上げたいと思ってます。ロスにいる日本人のほとんどは、やはりそういうシステムがあるということすら知りません。結果、ペットショップでの購入としての手段しかなく、多くの犬が先天性の疾患を持ってたという話はたくさんあります。「知らなかった」・・・という日本人を一人でも減らすことを目的にしてます。

4、できれば、これらの活動が犬だけにとどまらず、世界の貧しい国、子供への支援に広がれば・・・と、夢をみております・・・・
やりたいことがあまりにも大きく、一人ではなにもできないということで毎月のシェルターへの寄付や、ありとあらゆる支援団体への小銭の寄付などやってました。(でも、一個に寄付すると、いろんなところから、募金の催促が来て、これでもか!って来ます)こっちにもあっちにもと小銭の寄付をやってることで、満足はしておりません。かといって、私自体、生活を壊してまでできません。(ほぼ、壊れてますけど)
以上、簡単にまとめてみました。
クライアントさんからきっかけを頂いて、応援してくれる人が数人でもいるのであれば・・・と光がみえてきたような気がしてます。
このプロジェクトで、NPOの開設をご提案頂きました。
というのも、私は支援してくださる方へのねぎらいは最も大切なことだと思ってます。
支援に感謝できるシステムを作れるのであればと、活動して行きたいなと改めて思いました。(諦めていましたけど)


何かアイデアやご意見などありましたら、こちらでぜひお聞かせください。
http://doggies911.blog77.fc2.com/
今後とも宜しくお願いします!
http://www.doggies911.net/