days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

断耳、断尾

話はかわって、断耳、断尾はヨーロッパでは禁止されている国もありますし、アメリカでもだんだん少なくなってきています。
ショー会場でも垂れ耳、長尾のボクサーやドーベルマンなどを見かけました。
カリフォルニア州でも断耳、断尾を禁止にする運動が盛んになっています。
アメリカ獣医師会は断耳、断尾に反対する意向を示しました。
生後間もない子犬に行われる断尾には麻酔は使われません。ものすごい痛みだと思います。
また尾の骨は脊髄とつながっており、失敗した場合のリスクはあまりにも高いものです。
「アメリカ獣医師会は科学を基にしたアニマルウェルフェア(動物福祉)のポリシーを創造・決定する団体であり、協議会メンバーは容姿整形目的のこの行為を引き続きサポートする理由はないと信じる」とのことです。
(詳しくは下記URLから)
http://www.avma.org/press/releases/081126_earcrop_taildock.asp
断耳、断尾の手術は獣医師の大きな収入源のひとつだったであろうに、アニマルウェルフェアと科学的根拠を基に反対の意向を示したアメリカ獣医師会の意向に希望を感じます。
またアメリカ獣医師会ではAKCのスタンダード内にある断尾・断耳の項目の削除を呼びかけていますが、AKCは「断耳、断尾は伝統と歴史のあるもので美容整形ではない」と反論しているようです。
私は断耳、断尾されていなくても犬は充分に美しいし、古い悪しき伝統は変えていくべきものと思いますが。
さて今後獣医が断耳、断尾をしないとなると、ブリーダーが切るのでしょうか。
(現在でも馴れたブリーダーなどは自分の手で断尾しているようです)

断耳していないピットブル。もともとの姿はよくあるイメージよりも優しそうです。




ショー系統のジャーマンシェパードはその見た目重視な流線型の体系を作り出したために、股関節形成不全で苦しむ犬が多いです。
ショードッグの世界が心身ともに健康でバランスのとれた犬をよし、とするようになれば、と願います。