days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

ビビリのRookie

私の愛犬Rookieは極度の怖がりで、彼の問題行動は常に「恐怖」が引き金になっています。
恐怖の対象を目の前にするとRookieはパニック状態になり、ふだんの優しい優等生とは全く別の顔を見せます。
アメリカ在住の頃、彼の恐怖対象は
1.犬(犬に見えるもの-四つんばいの子供やベビーバギー、人が手からぶら下げている紙袋など)
2.つめきり
3.今まで見たことのない動くもの(風船やカイトなど)
1については何度も日記に書いてきたように現在改善すべくトレーニング中で、ベビーバギーや紙袋に対する吠え掛かりはほとんどなくなりました。
犬についてはつい先日事件があったので、その件については後日書きます。
2は「つめが切れない」と言うと、よく足を触るところから、、、などと言われるのですが、これがつま先を触ろうが引っ張ろうが、スプーンで弾こうがRookieは全く平気です。ただ爪切りを持って爪を触ろうとすると、動物病院でベテラン3人がかりでも切れないくらい暴れます。おそらく昔痛い思いをしたのだと思いますが、そのパニックぶりは尋常ではありません。パニックと言っても人を嚙もうとしたりはしないのですが、ソファやテーブルを薙ぎ倒してでも逃げようとします。ベテランの獣医師、ベテラントレーナー、ベテラントリマー、そして飼い主の私含めRookieの爪をきちんと切れた人間は今のところ皆無です。
しかしRookieの恐怖の対象は「爪を切られること」というよりは、「爪切りの器具」であるので、電動爪磨きを使って爪を短くすることが簡単にできます。
3は今ではほぼ解決しました。
以前吠えていた鳥やリス、風船など完全に克服しました。
逆に日本に来てから、猫がダメになりました。アメリカにはほとんど野良猫がいなかったこととアメリカの猫がおっとりしていたのでRookieは平気だったのですが、日本の野良猫は強気で一度シャーっ!!とやられてから、恐怖の対象になってしまったようです。


で、日本に来てからRookieには新しい恐怖が増えました。
それは「カミナリ」
夕べはカミナリがひどく、Rookieはカミナリが鳴っている最中はもちろん、止んだあともずーっと息をハアハアさせて震えっぱなしでた。
夕飯はひとくちも食べることができず、大好きなジャーキーやオモチャにも反応無し。
室内をウロウロしながら、最後には押入れの中の狭いスペースに入って、そこで何時間もハフハフしていました。
一夜明けた今日は疲れてぐったり寝ています。
Rookieにカミナリが大変なことだ!と思わせないように、普通に接してみたものの、やっぱり尋常じゃないほど恐怖を感じていたようです。


こんなにビビリなRookieが、飼い主がコロコロ変わり、環境がコロコロ変わり、、、を繰り返していたのだと思うときつかっただろうなと思います。
まあ、でも今もこれからもずっと私の子だから、いっか。


Rookieの恐怖心、心の弱さというか神経の細さに関しては、以前医師から薬を勧められたことがあります。
副作用のある薬に頼らず、「飼い主といれば安心できる」という心理状態にRookieをしてあげたいと思い、1年半以上が過ぎました。
今まで特に意識しなくても自然にできてきたことが、これほど難しいとは。
トレーニングや絆だけで解決できれば一番ですが、視野をひろげ引き出しを増やして、食事療法やハーブ療法など身体に負担のかからないところから、いろいろ取り入れてみたいと、昨夜のRookieをみて思うのでした。
Rookieの心がいつでも安らいでいられるように。

雨上がりの河原をお散歩、菜の花についた雨露でビショビショ。でもご機嫌♪