days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

お散歩で楽しくトレーニング

最近Rookieはお散歩の時に普通のリード、ショートリード、フレキシリーシュ(またはロングリーシュ)3つのリーシュを持って行っています。
まずは普通のリードできちんと歩く練習をしながらお散歩
首輪はハーフチョーク+ヘッドカラー(ジェントルリーダーかハルティ)が基本

Watch Me!のコマンドを時々入れながら、さくさく歩く

20分ほど上手に歩く練習。
それがうまく出来たら、川原の広い場所で誰もいないことを確認してフレキシリーシュ(またはロングリード)にします。
目に見える範囲に犬がいる場合や近くに人がいる場合はフレキシリーシュは使いません。
またフレキシリーシュで犬の勝手にだらだらお散歩もしません。

最初の頃はロングリードに付け替えても、外の世界が怖くて私にぴったりくっついて離れなかったのですが、自信と余裕がでてきてひとりでぶらぶら出来るようになってきました。fear aggressionの激しいRookieには正しい自信と余裕を身に着けられるようにいろいろ工夫してサポートしたいと思います。

フレキシリーシュである程度自由に楽しませながらも、ちょこちょこ呼び戻しの練習を織り交ぜます。
Rookieがドッグランやフレキシリーシュでのひとり旅になれ自信と余裕を身に着けるにつれ、呼び戻しが甘くなってしまっている一面もあるのでしっかり。

いろいろな刺激を自分だけで消化できるように練習中

時々呼び戻し

嬉しそうに戻ってくるのが可愛い
私の元に戻ること=嬉しいこと、になるようにいろいろ工夫しています。
ここ数ヶ月、散歩中に自然とRookieと目が合うことが多くなってきました。しかもRookieはニコニコこっちを見上げています。
Rookieは散歩に出ると、周囲を警戒するのに忙しく、ニコニコしたりする余裕の全くない犬だったので、”散歩中に犬が飼い主を見上げてニコニコする”そんな当たり前のことがとても嬉しかったりします。
Rookieのフォスターになった頃から1年半くらいは、実は朝夕の散歩が精神的にとても苦痛でした。
暴れるRookieに引き倒されたこともあったし、歯に衣着せぬアメリカ人から罵声を浴びることもあったし、犬1頭とすれ違っただけでもうその犬はいないのに5分位喚きながら暴れるRookieに、もう投げ出したくて、レスキューオーナーが提案する安楽死も止む無しかと思ったことも何度もありました。
最近は通りすがりの飼い主さんからしたり顔で「ちゃんとしつけすれば○○なのよ」とか「飼い主さんがちゃんとしないから」なんて言われても、「あら、力不足ですみませーん」と流せるようになりましたけどね。
今では散歩中の少しの時間でも、「楽しいねー」なんてニコニコ見つめあえたりすると、どんなストレスも暴れっぷりも吹っ飛びます。

川原に降りると水鳥がいっぱい。
昔はカモメやペリカンにも吠えて暴れて大変だったなー、と思い返して、わが子の成長ぶりに一人でニヤニヤする怪しい私。
ま、今でも犬とのすれ違いでは暴れてくれますが。

今ではこの余裕!たま〜に捕まえようとダッシュしちゃうこともありますが、fear aggressionではなく遊びなので、ひと声かければすぐにストップできます。

苦手を作らないために、いろいろなシチュエーションの道を通るようにしています

公園の遊具にもチャレンジしたり。
Rookieは運動能力が高く頭も良いので、aggressionが良くなったら、一緒にアジリティやりたいんですけどね。

車や自転車がびゅんびゅん通る道も歩く練習。

お散歩コースは毎日同じではなく、いくつかバリエーションを。
週に1〜2回はドッグランで犬に馴れる練習

ドッグランでも私の足元から離れて、ひとりでフラフラしたり、隣のランに入っている犬にちょっかい出したり余裕が出てきた様子

ランや犬とのすれ違い、子供が犬を怖がっているような時はマズル着用。
こんな可愛いタイプのマズルだったら抵抗も少ないのでは?

パンティングできるようにわずかに口が開いて舌が出せるくらい、若干大きめのサイズを選んでいます

リードは手に持つだけではなく、補助として登山用の頑丈なカラビナで腰ベルトやショルダーベルトに着けておくと、暴れた時に万一引き倒されたり転んだりして手が離れてしまった時も安心です。