days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

お気に入りの場所を増やそう

ルーキーは神経質で怖がりでガウガウなのですが、安全なお家でのんびりゆったり昼寝するだけじゃなく、外で遊んだりお散歩したりするのが大好きでもあります。

2007年、預かり当初のルーキー。おずおずと遠慮がちなレトリーブ遊びでした。
でも最初はとにかく外を怖がりました。
一時預かりを始めた頃は、誰もいなくても何も無くても、玄関を開けた瞬間に背中の毛を逆立てて吠えて暴れていました。

ドッグランに連れて行っても、私の傍から離れることができずに、家では大好きなキャッチボールもできませんでした。今はドッグラン大好きなので、何だかウソみたいですね。ドッグランではお友達犬が楽しく遊ぶ様子を見せたりして、楽しい場所だと印象付けるようにしました。
それでもなかなか私の足元から離れられないルーキーでしたが、いろいろな体験を通して、少しずつ自分に自信をつけ、少しずつ余裕がでてきたのか、、、

いつの間にか遊びに集中できるようになりました。

いろいろな場所へ散歩に連れて行くうちに、ルーキーが場所によって態度が変わることに気づきました。

極度に神経質になってしまう場所(外飼いの犬が吠えてくる道、オフリードの犬に飛び掛られたことのある河川敷、夏に花火がよく鳴る公園、犬の散歩で人気の場所等)と、リラックスして多少のことはスルーできる場所(広くて犬の少ない公園、田んぼの畦道散歩、広くて人気のない河川敷等、湖畔や川原、いつも行くドッグラン等)があるのです。
若いうちは(5〜6歳くらいまで)、トレーナーの勧めもあり積極的に苦手な場所でのトレーニングにも参加したりもしました。

でも最近は「お気に入りの場所を増やす」ことと、「お気に入りの場所を嫌な場所にしない」ことを大事にしています。
家のすぐ近くにはお散歩するのに素晴らしすぎるきれいな河川敷と公園があるのですが、ここは人気の犬の散歩道で、河川敷下の広場は犬を放して遊ばせている人が多く、たまに突っ込んでこられるので、ルーキーはこの河川敷に来ると、極度に緊張するようになってしまいました。息遣いも終始ハフハフ。
いくら家の前で便利でも、こういうルーキーが怖がる場所へはお散歩に行かないようにしました。


ちょっと面倒でも毎朝車で大きな公園や別の河川敷にお散歩に行くようになりました。
そうしていたらルーキーはずっとリラックスしてお散歩できるようになりました。
近所の河川敷ではどんなに遠くても犬がいると吠えて暴れますが、ルーキーの中で「安心」と定義づけられた公園や河川敷では、距離が取れれば犬がいても我慢できることが多くなりました。
で、我慢できた後に、にこにこの笑顔で私の顔を見上げるのが、ものすごーく可愛いのです。
こういう場所を増やしたくて、グーグルマップとにらめっこして、いろいろな場所にお散歩に行っています。


ルーキーが安心な場所と定義した貴重な場所では、出来る限り悪い体験はさせないように気をつけています。
オフリードの犬がいたらその日は諦めて場所を替える、お散歩している犬を見つけたら、できる限り大きく距離をとってやり過ごす等です。

1週間のうちで、お気に入りに場所の中から、いろいろなお散歩を楽しめるようにしています。
お友達とドッグランに行ったり、広い原っぱで走って遊んだり、土手の坂を昇り降りしたり、森の中で小動物のにおいを探したり、夏は水遊びにたくさん行ったり、ルーキーがとても楽しそうだと、私も嬉しい。
これからも、お気に入りの場所を増やして、楽しいお散歩をいっぱいしたい。
ふと気がつくと、毎日のお散歩でルーキーが1回も吠えない日が当たり前になってきています。昔はNOガウデーが夢のまた夢だったのに。

明日はどこへお散歩行こうかな。