days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

心ないトレーナーのオフリード

今朝は河川敷の近くにある芝生広場がいくつかある公園にお散歩に行ってきました。
この公園、小さいけれど林もあるし、芝生の原っぱが何か所かあるので、他の犬がお散歩に来ていても避けやすく、ルーキーも落ち着きやすいので以前はよく行っていました。
何故最近あまり行かなくなったかというと、気候が良くなり、この公園でオフリードで大っぴらにアジリティやフリスビーの訓練をする人達が急増したから。
この人達はたくさん空いている駐車場に車を駐車することなく、原っぱに近い公園内の道路に車を横付けして迷惑駐車しています。
今日、ほかの公園に散歩に行った帰りに通りかかったら、犬を放している人がいなかったので、久しぶりにお散歩してみました。
お散歩していると公園右側に爆走ゴールデンレトリーバーがやって来て、その飼い主は犬を放すやベンチに座ってスマホをいじりだしたので、Uターンして帰ろうと思いました。
駐車場は公園の左側なので、左よりに移動しながらゴールデンをやり過ごし、駐車場にもう少しで戻れるというところで、ボーダーコリーと小型犬2頭を連れたトレーナーらしき女性がやってきました。
駐車場への道は公園内のように幅がとれないので、いったん公園の奥にUターンして、この女性と犬達をやり過ごしてから、駐車場に戻ろうと思っていました。この間、ルーキーはよく我慢してくれていました。
だけど、どうしてかな。この女性は犬達を連れて真一直線に私とルーキーに近づいてくるのです。
私とルーキーは公園の奥にいて、これ以上奥には行けないし、右には爆走ゴールデンがいて、駐車場に戻る手前に女性と3頭の犬がいて身動きできません。
大声で「こちらに来ないでください」と言うと、ルーキーが興奮するきっかけになるかもしれないので、私は両手をそろえて手のひらを前にだし、「こちらに来ないでください」と合図しました。
犬をトレーニングしている人なら(犬を理解している人なら)、こちらの事情を察して距離をおいてくれるかと思いきや、その女性はこちらを見据えながら、まっすぐにズンズンこちらにやってきて、ルーキーの目の前の広場、そしてそこを通らないと駐車場に戻れない場所で3頭の犬達を放して、走らせ始めたのです。トレーニングをされているらしい3頭はコマンドは入っているようですが、ルーキーにとっては関係ありません。
ルーキーは限界でした。
でもルーキーが吠えても暴れても、女性は知らん顔どころかこれ見よがしな感じで3頭の犬を放したまま。
そんな女性のトレーニングした犬を信用することはできないので、本当は落ち着かせて良い状態で公園を後にしたかったのですが、この状況では仕方ないので久しぶりにルーキーを強制連行しました。
とても気持ち良くて素敵な公園なのに、こういう人達がいると、この公園はお散歩できません。


埼玉県は条例でオフリードは禁止されています。
でも個人的な気持ちとしては何が何でもダメ!とは思っていません。
オフリードにするにあたって、周囲への気遣いを忘れないでほしいと思います。
以前、同じ公園でオフリードで訓練をしていた他の訓練士さんは、私とルーキーの姿を見つけると、さっと自分たちの犬を呼び寄せて、足元にフセさせて私たちが通り過ぎるのを待ってくれました。
そういう風にしてくれると、「すごいな」って思うし、信頼できます。
この時はルーキーも落ち着いて通り過ぎることが出来ました。


わざわざ、嫌がっている人や犬のところまで真っ直ぐやってきて犬を放すなど、言語道断。ここまで来ると悪質です。
いつもはオフリードにしている人がいても、そーっと避けているだけの私ですが、今回ばかりは危険と悪意を感じたので公園事務所に直に出向いて、注意をお願いしました。
環境も歴史も違う海外を引き合いに出して、犬をオフリードにすることの素晴らしさや正当性や権利を並べ立てる人たちが多くいますが、その前に周囲への気遣いやマナーが無ければ実現しないと思います。

それどころか「自分と自分の犬さえ良ければいい」という心無い自分勝手な飼い主の行為が、公園への犬の立ち入り自体が禁止される等、日本における犬社会全体の環境を悪くしているということに気付いてほしいです。