days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

動物愛護相談センター(保健所)

23日の日記で書いたシェパード×ゴールデン親子、たった1週間でずいぶんやさぐれていました。
シェルターが無いと命を繋ぎとめることは出来ないけれど、シェルターの環境は犬にとって決して良い暮らしではありません。
日本のように捨てられてから数日間で処分される現状はとても残酷だけれど、シェルターで長く生き続けることもまた不幸です。
1日中コンクリートのケンネルに閉じ込められたまま、ボランティアによる週に2〜3回の短い散歩を待つだけ。
ほとんどの犬がシェルターに来て数日で、アテンション欲しさに、または警戒心から、人が来ると吠えまくるようになります。
もちろん一部の知名度とお金のあるSPCAなどのシェルターは、素晴らしい環境と各分野のプロ、たくさんのボランティアを持っていますが。
Rookieのアダプションの件でレスキューのリーダーと揉めていることもあり(リーダーは長くいるトラブルメーカー的な犬達をとにかく早くアダプトさせようと、無理なマッチングでも推し進めようとすることがある。無理なマッチングでアダプトされた犬は人も犬も不幸にします。)、最近レスキューのありかたについて考えること多し、です。
レスキューやボランティアができることの限界とか。
写真は♂ピットブルのSPENCER。ベニスビーチで迷子になっているところを保護されました。


さて、Rookieですが、今日は久しぶりにデイケアに行ってきました。
私の心配をよそに身体をくねらせて、嬉しそうに入っていきました。
犬は前向き、とはいうけれど本当ですね。

ちなみにこの写真はレスキュー団体にいた頃のRookie。ガリガリだしやさぐれてます。

この写真は我が家にすっかり馴染んだ頃のRookie。
今のほうがずっと瞳がキラキラしていて、可愛い。
シェルターやボランティアを増やすのではなく、シェルターの必要ない社会になってほしいものです。


◆さてここからはアメリカよりもっと悲惨な日本の現状。
 日本の動物愛護相談センター(保健所)のレポート映像です。

http://www.youtube.com/watch?v=h7LyL5b6R1Q
http://www.youtube.com/watch?v=vKondShVRQo
夏休みの旅行のために猫を捨てる家族が出てくるのですが、何じゃそら!?
母親と子供は泣きじゃくっているのですが、それなら数日間ペットホテルに預けたらいいだけなのに、そのお金すら惜しいっていうこと!?
もう立ち上がることができない老衰のハスキーを保健所に捨てる飼い主。
何じゃそら!?最後まで看取ってあげるか、もう助からない犬が苦しむのを楽にしてあげたいと決断したなら、保健所での孤独で苦しみのある窒息死じゃなくて、動物病院で注射してもらって、自分の腕の中で安楽死させてあげたらいいのに。
http://www.youtube.com/watch?v=MXck_fQum-Y
そして犬達はガス室に入れられ、苦しみのなか窒息死、焼却炉へ。
安楽死ではありません。日本の動物管理センターでは安楽死にかかる費用が捻出できないのが現状のようです。
ロサンゼルスではこの方法は「虐待」として禁止されています。
こんなことがいつまで続くのか。。