days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

グレイのピットブル

レスキューに行くと、Rookieのトレーナーのお弟子さん(?)エディーがちょうどピットブルのCasper(右画像)の散歩&トレーニングでピックアップに来ていました。
Casperはケンネルからリーシュをつけて表の扉から連れ出すのに、ちょっと手のかかる犬なので、どうやって出すのかと思って見学させてもらいました。
ボランティアのアメリカ人女性は「ハイ!キャスパー!!カーームダウーーーン。。オゥ、プリーズ!!!」と高い声でますますキャスパーを興奮させていたのに対し、エディーは無言で興奮するキャスパーを冷静に見つめ、少ない動作でチャッチャとキャスパーを動けないように追い詰め、プロングカラーをさっと装着していました。
そしてリーシュコードは普通のものなのに、キャスパーはおとなしくついて行く。。
私たちボランティアやスタッフが散歩させる時は、キャスパーは鎖のリーシュじゃないと、リーシュコードをすぐに噛み千切られてしまうのです。
今まで噛み千切られたリーシュは数知れず、、
犬は人を見て行動しているんですね。
トレーナーさんやエディーのマネをしてみても、なかなかうまくいきませんが、でも私がそういうことを意識して散歩させるようになってから、犬達も変わってきたように思います。


アダプションショーの搬送中にボランティアを病院送りにしたシェパード×ゴールデンレトリーバー親子は男性のフォスターファミリーに引き取られたようです。
今頃は元のように、落ち着いて穏やかにしていることでしょう。
で、あいたケンネルにはさっそく新しい犬が入っていました。
Destinyというグレイのピットブルで断耳の痕が生々しく、小さいので、まだ子供だと思います。
お散歩させてみましたが、人を怖がるでもなく、犬に吠えるわけでもなく、何でここに来ちゃったんだろう?と思うような良い犬でした。
最近ロサンゼルでは景気が降下しており、サブプライムローン問題などで、自宅を売却しなくてはならない人が急増していて、それに伴いどうしても犬を飼えなくなりシェルターに犬を持ち込む人が増えているそうです。。

Destiny
今レスキューには3頭のグレイのピットブルがいます。
ベニスビーチで保護されたSpencerは人懐こく(多くの犬が苦手とする初対面の男性でも大好き)、散歩中もリーシュを引っ張らず、ほとんど吠えません。
ただ犬に対するアグレッションは激しいです。
犬を見ると怪獣のような奇妙な声をあげて、ものすごい力でリーシュをひっぱりまくります。

Spencer
Lizaは超臆病な犬。
馴れた人以外の人間が近づくと、ジャーキーを持っていても、ケンネルの奥深くに逃げ込んで出てきません。
散歩中も新しい道や、犬のいる家の前まで来ると、伏せして動こうとしないような犬でした。
最近は恐怖を克服しつつあり、長い散歩に行けるようになりました。

Liza
未だに私はピットブルとスタッフィーの見分けがつきません。