days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

Casperの命


1万数千ドルをかけて、難しい大手術を受けたCasperは命を取り留めたようです。
せっかく大金を積んで助かった命なのに、レスキューのリーダーEはもうCasperはコリゴリで外に出したいとのたまっているようです。
で、おそらく、もう私達ボランティアはCasperに会うことができない。
CasperのスポンサーだったSとレスキューのリーダーEの関係がうまくいっていないらしく、SもCasperに会えないらしい。。
1万数千ドルと言う金銭面でも揉めているようで、「レスキュー活動って何じゃ!?」と首をかしげてしまいます。
レスキューのアメリカ人女性達はとにかくエモーショナルで、冷静に話し合いができません。

とにかく助かったCasperに幸せになってもらいたい。
私の気持ちはそれだけです。

http://www.myspace.com/ourmostneedy
これはCasperのMy Spaceです。
Sの愛情あふれるページだけど、嘘はいけません!
Casperはかわいいし、私も大好きだけど、「飼えるか?」と聞かれたら、私の力量ではNO!です。
Casperは素人が飼えるような犬ではないし、犬や猫と一緒に暮らせる犬ではありません。
キレたCasperを止められる人間はそうそういません。。
スポンサーのSだって、自分では飼えないのに(実際彼女は自分の犬とCasperのケンカを止めるために骨折している)、こうやって美辞麗句でCasperを飾って、里親を募っても、トライアルの段階でリターンされるだけだし、トライアルの期間に何か事故を起こしたらCasperは処分されてしまいます。
Rookieのアダプションの時も、レスキュー団体はRookieが相手犬に重傷を負わせたケンカの件を隠して、先住犬のいる家への譲渡をしようとしました。
これは私が里親候補にRookieのアグレッションのことを直接連絡して中止になりましたが、この時私は「Rookieのアダプションの可能性を潰した」と言われて、けっこう責められました。
”シェルターから引き出したものの手に負えない犬”を厄介払いしたいからと、実際の行動と違う美辞麗句を並べて里親を探すのは止めてほしい。
そうやってアダプションされた犬は、心優しい里親さんとその犬自身を不幸に陥れることになります。
私にはレスキューの犬達にトレーナーを雇う経済力はありません。。
Rookieのトレーナーさんのやっていることをよーーーく観察して、自分でできるようになりたいです。

Rookieを含め、レスキューにいる大半の犬達は、素人繁殖による「望まれない命」です。
捨てられる犬達を減らすいちばん簡単で確実な方法の第1段階は、去勢避妊手術の徹底だと思います。
今は飼い主のいない犬の命が溢れていて、毎日たくさんの犬が殺処分されています。
新しい命を生み出す前に、今ある命を助けてほしいと思います。愚痴っぽい重たい日記だったので、可愛いビデオで口直し♪
シェルターからアダプトされたRookieのネット仲間(?)梅ちゃんと将軍です。