days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

レスキューボランティア ハンドリングクラス

Doggies911 rehabilitation foundationの活動の一環として、そして最近新しいボランティアさんがレスキューの犬に噛まれる事故が続いたこともあり、急遽シェルターのボランティアをしている人を対象にハンドリングクラスを行いました。
今回集まってくれたほとんどの方はDoggies911 rehabilitation foundationで募集して集まってくれた新しいボランティアさん達です。

1日のほとんどをケンネルで過ごす犬達は、ボランティアが来ると興奮して暴れます。
ここで同情して、犬の言いなりになってしまうことは、犬をダメにしてしまうことに。。

外に出す前に、しっかり落ち着かせます。
敷地内で言うことを聞けない犬は、外ではもっと言うことを聞きません。

テンパッている犬を安心して歩かせるには、ハンドラーが犬より強くなること。
ハンドラーまたはオーナーに従うことで、犬の気持ちは楽になります。
厳しくするのは犬のためを思って、人間の感情で叱ってはいけません。

ボランティアさん達へのアドバイスこのビデオを見て「厳しすぎる」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
私も最初の頃はレスキューの犬に厳しく接することには罪悪感がありました。
人間に捨てられた犬達にやさしくやさしくしてあげたいと思っていたし、そうしていたほうが自分の気持ちも楽でした。
でもここのレスキューにいる犬達(ほとんどがシェパード、ピットブル、アメブルの雑種です)は、今まで来ていただいたポジティブトレーニングを得意とするトレーナーによる褒めるしつけやクリッカートレーニングでは改善しませんでした。
ジェントルリーダーを着けたら、リーシュを噛み切るような犬もめずらしくありませんし、ボランティアが噛まれる事故も起きています。
シェルターの犬が咬傷事故を起こせば、殺処分になる可能性が高くなります。
問題行動の多いままでは、里親も見つかりません。
バランスを崩してしまった犬の精神状態を正常に戻してあげたいと思います。

☆オマケ☆

生まれて始めてシェルターのケンネルに入れられちゃったマックス

トレーニングビデオの敵役として常連のチワワ、タロー

犬が大好きだからこそ厳しいトレーナーさんでした

ボクのことも忘れないで〜   by Rookie

【追記】
私の書き方が悪く誤解を与えてしまった部分もありましたが、今回の日記はビデオのトレーニング方法を絶対無二の方法として紹介する目的で書いたものではありません。
方法はたくさんあります。方法や理論にこだわるつもりまありません。
大切なのは「きちんとした結果」を出すことであり、今の私がしたいことは保護犬達の状況改善です。
今回の日記の主題は「レスキューボランティアが正しいハンドリングを学び、保護犬をトレーニングしながら散歩していくことで事故を減らし、そして里親さんや保護犬達を現在ある状況よりも、より良くしていきたい。そのためにこういったクラスを増やすとともに、多くの人にこういった活動を知ってもらい、協力してほしい」ということです。