days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

Rookieの怪我騒動

強風と横なぐりの雨があがった昨日の夕方、Rookieと散歩にでかけました。
いつもの楽しい散歩道、いつもの、、、
でも1箇所だけ、いつも通りじゃないところがあったのです。
ホテルの駐車場のブリキの看板が強風で倒れていました。
何気なくその上を歩いていたルーキーが突然ものすごい悲鳴をあげました。
見てみるとブリキの看板の裂け目に前足が挟まって抜けなくなってしまっていました。
ブリキの裂け目を拡げて、助けようとするものの、私の力ではブリキの裂け目を拡げることはできず。。
その間もルーキーはそりゃ痛々しい悲鳴をあげ続けました。
ルーキーの悲鳴を聞きつけたホテルの駐車場係と釣り客が駆けつけてくれて、男性3人でブリキの裂け目からルーキーを救出できました。
前足の指の側面をブリキで切っていて、けっこう血も出ているし、痛くて歩けないようでした。
ルーキーはブリキから足がなかなかはずれなかったこと、知らない大きな男性達が取り囲んで痛い足にさわろうとしたことで、パニックになっており、手当てしようとしてくれている男性に歯を当てるマネをしてかなり暴れました。
おじさん達にちょっと離れてもらい、私が「手を見せて」と言ったら、素直に手を差し出してくれました。
ホテルの駐車場係がホテル常駐の救急隊員を呼んでくれていて、タオルを巻いて血止めして、釣りをしていたおじさんが車で家まで送ってくれました。
ルーキーの悲鳴を聞いて、駆けつけてくれて、ルーキーのような大きな犬が暴れているにもかかわらず、助けてくれた人たちに感謝です。
またアメリカ人の株が上がりました。


帰宅して、いつも通っているVETは救急はやっていないので、まずはRookieのトレーナーさんに電話。
トレーナーさんはAmerican Red Cross PET First Aid Certifiedの資格を持っていて、いつもデイケアで犬の怪我の手当てをしていて知識豊富、VETもいろいろ知っている人。
夜にもかかわらず来てくれて、「これならVETに行っても消毒して抗生物質を塗るだけ」ということで、その場で手当てをしてくれました。
トレーナーさんには本当に公私にわたって、とっても感謝しています。お金にならないのに忙しい時間の合間を縫って、レスキューの犬達を無料でトレーニングしてくれたり、ボランティア向けにセミナーしてくれたり。何よりルーキーがここにこうして元気に生きていられるのもトレーナーさんの助けあってのことでした。私だけだったら、挫けて、保護団体の言うとおりにしていたかもしれません。
トレーナーさんのHP
http://www.doggies911.net/
今回の1件で私もPET First Aid Certifiedの資格を取りたい、というよりは勉強しようと思いました。
いざ、という時に焦らず正しい処置ができるようにしておきたいと思って。

一夜あけて血も止まりました。今日はベランダで1日中ひなたぼっこ。
うちのベランダは海から吹く風が冷たく、寝たきりだと冷えるので、雪山用に買った薄地のパジャマを着せました。
短めですが外に散歩にも行きました。昨日の恐怖が残っているのか、外ではかなりナーバスでした。
思いもかけないものが凶器に変わるもの、もっともっと気をつけてあげなくちゃいけないと思いました。