days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

食事療法で攻撃性は減るのか(実践編)

Rookieはフォスターだった頃は誰が里親さんになっても困らないように、ずっと100%ドッグフードで育ててきました。Rookieは食品に対するアレルギーはありませんし、食事が原因で嘔吐や下痢することもなく、市販の通常グレードのフードでも身体的にはとても健康でした(精神的にもろいのでストレスがかかると下痢します)。
うちの子になることを決めてから、肉食だと攻撃性が増すということで、少しずつ肉を減らしていき、今はふだんはほとんど食べていません。
メインのドライフードの原料は肉から魚のものに替え、手作り食では蛋白源はなるべくお魚から取るようにして、毎日必ず野菜を食べさせるようにしています。とはいえお肉抜きは厳格にはしておらず、おやつやトレーニングにササミジャーキーやチーズを使っています。
今Rookieは下記の3種類をローテーション中。いずれも魚が原料です。これに鶏スープや魚で煮た野菜を加えています。

CANIDAE Grain free Salmon meal formura

Natural Barance Sweet potato & Fish

California Natural Herring & Sweet potato
3種類とももともとは肉アレルギー対策として作られたフードです。
野菜は今まで食べてこなかったので、最初は全く受け付けなかったのですが、小さくカットして鶏スープや魚と一緒に煮込んだ野菜なら抵抗なく食べられるようになりました。なかでもくったりするまで煮たキャベツ、カボチャ、にんじん、インゲン、大根などは好んで食べているようです。まだ生野菜でバリバリは食べてくれません。フルーツも見向きもしません。生野菜やフルーツは酵素たっぷりなので食べさせたいのですが。


そんな食生活を続けて3ヶ月、「攻撃性の減少」については、残念ながら今のところ目に見える効果はありません。
昨日も暴れるRookieを取り押さえたら、首から胸にかけてRookieの爪が引っかかり流血の惨事となりました。

ご乱心中の残念なRookie
でもこの食事療法は続けるつもりです。それに加え、2週間前からサプリメントも飲ませています。セントジョーンズワートギャバなど心を穏やかにするハーブが原料のものです。
それにプラス、良いこといけないことを理解させるトレーニングといろいろなものを見せて体験させる社会勉強を続けていきます。


犬には必要ないと言われることもある野菜ですが、うちの犬は野菜をあげだしてからお通じの調子がとても良くなりました。いちばん変わったのはおなら。Rookieはけっこうおならが臭かったのですが、肉食中心をやめて野菜をあげ始めてからおならの匂いがずいぶんしなくなりました。
ドライフードに手作り食を混ぜるとバランスが悪くなるという話もありますが、手作り食自体大まかにバランスを考えているので、Rookieの体調は良いです。
犬の食事については、犬種や運動量、個体によって合う合わないは変わるものだと思うので、インターネットにあふれかえる情報に左右されてあれもダメ、これもダメと混乱するよりも、基本の知識は押さえたうえで飼い主が飼い犬とその便をよく観察して臨機応変に対応することだと思います。
食事だけでなく、しつけや健康、犬種の特性など、インターネットの犬コミュの相談やドッグランでの飼い主同士の会話を聞いていると、ちょっと見聞きしただけの情報に犬とその飼い主を当てはめ、決め付けた発言をされている方が多いです。うちのRookieはひどいドッグアグレッション持ちなのでそりゃもういろいろ好き勝手に言われますが、「そうですかぁ〜」とにっこり笑って受け流しています。食事にしてもしつけにしても飼い主が素人集団の中途半端な知識にグラグラしないことが必要だと思います。相談するときは信頼できる玄人に!です。


食と攻撃性について↓6月10日の日記から抜粋↓
どうもRookieです。

最近ママはボクに野菜やお豆を食べさせようとしている。
ボクはママと違って引き締まったスタイルだし、健康面も特に問題ないんだけど、”食と攻撃性”は関係あるんだって。
ボクのように攻撃性が強く、怖がりの動物に低タンパク質・高炭水化物を与えると攻撃行動が少なくなり、逆に高タンパク食を与えると、攻撃行動がさらに増加したという実験結果があるんだって。
いわく、「低タンパク食を与えると脳内で幸福感や満足感と関連する“セロトニン”が増えやすくなるため攻撃性が低下する」と言うことらしい。
ボクは以前VETでもセロトニンの分泌が悪いことについて説明を受けたことがあるんだ。
「しつけだけじゃなく、身体の内側からもケアしていこうね」ってママは言ってた。
で、ママは食事でボクに足りないセロトニンを増やそうとしているわけ。セロトニンを増やすためには、トリプトファンを多く含む食事を摂るといいんだって。トリプトファンアミノ酸の一種で、ボクの場合は豆類から摂るのがいいらしい。で、トリプトファンを脳に運ぶために必要なブドウ糖も一緒に摂る必要があるんだって。
獣医さんの書いた本によると、ボクのような攻撃性の高い犬には、お肉を減らして、お豆類(豆腐や納豆などは消化も良くてgood)、キャベツ、バナナなんかがいいらしい。
ボクは実は野菜は苦手なんだけど、、、最近ママは蒸したキャベツを細かく刻んで巧妙にボクの食事に混ぜるようになった。
そしてついに今朝、刻んだ納豆がボクのお皿に!!
ひゃーーーーっ、な、何だ!このネバネバくちゃい物体は!
ママ、キャベツの刻んだのはがんばって食べるけど、バナナと納豆だけはかんべんしてくだしゃい。。