days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

がんばれ、駐妻!

駐在員家族としてロサンゼルスに行った友人から、相談のメールがありました。
内容は”駐妻というだけで嫌な顔をされてしまう”ということ。
他の地区はわかりませんが、ロサンゼルスの日本人社会には確かにそういう風潮がありました。かくいう私も駐妻だったのでよくわかります。
「駐妻はサーフィンするな」とか言われたこともあるし、乗用車を持っていない友人を車でよく送迎していたのですが、その道中運転の下手な日本人女性が前を走っていたら、駐妻である私の車に乗っている友人が「前の車、運転下手だから駐妻だよ」と言い放ったこともありました。
駐妻というだけで日本人同士でランチばかりしているとか、英語が喋れないとか、運転が下手だとか、勝手に決め付けられてしまいます。
駐妻のみなさん、外野の声は気にしないでアメリカ生活を楽しんでください。
駐妻というだけで偏見を持ってしまう在米日本人のみなさん、駐妻は生まれた時から駐妻だったわけでも、望んで駐妻になったわけでも無いんですよ。
留学や自ら望んでの渡米と違い、駐妻は準備期間もなく、日本で積み上げたキャリアも失くし、突然アメリカに来ることとなります。ランチでの情報交換やストレス発散は大いにけっこうだし、お子さんをお持ちの方にはそういう場が必要なことだと思います。
誰かに迷惑をかけない限り、どういうライフスタイルを選ぼうとそれは個人の自由です。
私の周りには素敵な駐妻の友人がたくさんいました。
高卒だったけれどアメリカの大学に通って卒業した方、英語を学んで帰国後は外資系の会社でバリバリ働いている方、植物の学校へ行き資格を取得してプロとしてフラワーアレンジメントをされている方、駐妻から永住になり今ではサロンオーナーになっている方などなど。
ちなみに私は自慢できるような成果はありませんが、駐妻には難しいといわれていたローカルの友人達に恵まれ、充実したアメリカ生活でした。

家にいるよりも好きな犬を触っていたいと、ボランティア精神もなく気楽な気持ちではじめたドッグレスキューでは言葉の不自由な私をフォローしてくれる素敵なアメリカ人に恵まれ、多くのことを学びました。最初はかんたんな犬をただ散歩させて、ケンネルの掃除をするだけでしたが、様々な経験を通して、どうすれば保護犬と里親さんが幸せになれるのか深く考えるようになりました。そのなかで自分が手助けできることとして「人と犬の教育(トレーニング)」という考えを持ちました。私の小さな思いがボランティア仲間やRookieのトレーナーさんも巻き込んで、保護犬の再教育を目的とするNPOを立ち上げる原動力になりました。

やったことのなかったサーフィンにチャレンジしたり、フラでは日本ではなかなか無いフラクム自ら教えるクラスを取り、試験にパスしてハワイアンネーム(Kainehenalu=波のささやき)をいただくこともできました。
そしてフラでもいろんな国のお友達と出会うことができ、言葉が不自由な私を暖かく迎え入れてくれて、いろいろな遊びに誘ってくれました。おかげさまでブロークンイングリッシュでも堂々と喋ることができるようになりました。

がんばれ、駐妻!