days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

わんこと雪山登山

夏のサーフィンやジェットスキーはRookieも連れて行って一緒に楽しめたけれど、冬のスキーではいつもお留守番。
スキー場のゴンドラは夏や秋は犬も同乗できることが多いけれど、スキー客で賑わうスノーシーズンは乗れないのがほとんど。犬と一緒に楽しめるスキー場はないかと検索していたら、富士見パノラマとグランデコが犬も一緒にゴンドラに乗れることがわかりました。
他にも雪上ドッグランがあるスキー場がいくつかありましたが、Rookieがいきなり見ず知らずのドッグランに入ることは無理なので却下。
いずれのスキー場もゲレンデ内の散歩は禁止。もしOKでも追突事故が心配なのでゲレンデ内には入りたくありませんが。
グランデコはゴンドラ付近に犬と雪遊びできる広いスペースがあり、装備があればトレイルもOK。
私も数回グランデコで滑ったことがありますが、関東のスキー場に比べると空き地が広いスキー場なので楽しそうです。でも福島県なので日帰りはきついと思い今回は却下しましたが、春スキーもできるのでGWとかに遊びに行くのはいいかもしれません。

というわけで、今回行って来たのは富士見パノラマ。
こちらも何回かスキーで行ったことがありますが、景色が良く、かなりのロングラン滑走ができて楽しいスキー場です。せっかく富士見パノラマに行くのなら是非とも滑りたかったのですが、今回はRookie連れなのでガマン。

犬連れ乗車OKのゴンドラのあるスキー場ですから、当然ほかにもわんこが遊びに来ています。
当然暴れてガウガウ、止める私。写真を見て思ったのですが、Rookieが暴れてるのに笑ってますな私。最初の頃はアップアップで余裕なくってこっちが泣きそうだったのに、いつの間にやら余裕を持って対処できるようになってるようで。

富士見パノラマのゴンドラ乗り場
スキー、スノボ客と一緒に列に並んでの乗車です。ゴンドラは犬連れだと他のお客さんとの相乗りではありません。

ゴンドラが柱を通過するときの振動と音が怖いRookie

ママ〜、抱っこ!

ゴンドラからの眺めは絶景です

ゴンドラを降りると、Rookieとスノーウェアもハーネスもおそろいの柴ちゃん発見!
可愛いですね。Rookieが普通の犬だったら一緒にトレイル楽しめるのに。。

富士見パノラマのゴンドラ山頂からは、入笠山山頂までのスノートレッキングコースが整備されています。冬山初級者から登れて、コースも整備されていることから、近年人気のスノーシューの団体ツアーの方がたくさんチャレンジしていました。
私はスノーシューは持っていないので、軽アイゼンもどきをスノーブーツに装着し、スキーウェアを着用し、スキーのストックを持って登ることにしました。(登山家さん達が多いなか、ちょっと浮いてた)

トレイルは最初はなだらかなアップダウンでRookieもうきうき
このあたりはスズランの群生地だとか。保護のためにトレイルを外れず歩きます。

スノーシューがなくても埋もれずに登れるくらいの積雪。でも滑り止めがないと場所によっては滑ってしまうと思います。

しばらく歩くと広くて気持ちの良い雪原が。
ここは夏は湿原になってきれいだそうです。雪の下には沢が流れているところがあるので、立入り禁止区域を守らないと沢に落ちてしまうようです。

周りに犬もいないし、ここでちょっと雪遊び

Rookie楽しそう!この笑顔が見たくて、ここまで来ました。


湿原をぬけて、トレイルをぐんぐん歩いていくと、入笠山スキー場跡地が出てきます。
ここではバックカントリーやソリを楽しむ人たちがいました。

入笠山スキー場跡地を抜けたあたりから、少し登りがきつくなってきます。夏だったらたいしたことのない登りですが、雪道なのでちょっと大変です

林を抜けると絶景が現れました。前方をビーグルちゃんが登っているし、ここで小休止。
Rookieはビーグルちゃんの気配に気づいていてちょっとワルイ顔。
そうそうこのビーグルちゃん2頭もRUFFWEARのハーネス着けていました。日本では店頭販売されていないのに登山する方のなかでは結構有名なのかな?犬をきちんとリフトできるハーネスは登山では必須ですよね。
柴ちゃんもビーグルちゃんもとても良い子だけど、しっかりリードを着けていました。トレイル馴れしているだけあって、さすがにマナーが良いですね。マナーやルールだけではなく、自然環境を守るため(飼い犬が野生動物の生息地へ深く踏み込むことで、野生動物の中に今までなかった病気が発生しています。その逆も然り、大事な飼い犬が野生動物の病原菌に罹ったり、毒を持つ虫や蛇に噛まれることもあります)にもオンリードを守りたいですね。

再び林のなかのトレイル

樹氷がキラキラ光ってきれいです

木曜日に降った雪だそうです

雪がモコモコしてきて、Rookieもちょっと歩きにくそう

山頂まであとちょっとのところでRookieがスローダウン。どうしたのかと思ったら、深雪でブーツをひとつ無くしてしまい(泣)、足が冷たいようでした。
帰ったら、ブーツはオーダーしてあげるからがんばれ〜。

山頂に到着!Rookie君ちょっとお疲れ。。

山頂は360度の絶景パノラマ

ここでRookieとランチを食べて元気復活。復路も楽しく安全にトレイルを楽しもうね。

復路はちょっとコースを変えて。絶景ポイントたくさんありました。

出ました満足スマイル!
トレイルは危険な箇所もなく、きつすぎず良い感じ。途中に通年営業している山小屋や公共トイレもあるので気軽にトライできます。
小型犬だとスノーシーズンのトレイルは厳しそうだけれど、雪がなくなれば歩けそうです。
この日トレイルを歩いていた犬はRookieを入れて4頭。飼い主さんとスノートレイルを一緒に楽しんだりしているだけあって、Rookie以外はみんな良い子でした。
ゴンドラに乗車して景色を楽しんで、トレイルは歩かない犬はたくさん見かけました。ジャーマンシェパードやレオンベルガー、ダックスフント、犬オフ会で大勢で来ている犬達もいましたよ。
Rookieはどんなに疲れていても残念ながらガウガウ。柴はスルーできたけど、イエローラブに対してはひどかった(泣)
3歳過ぎからの社会化は難しいとレスキューメンバーやドッグトレーナー達から言われたけれど、Rookieをパピーに戻すことも過去をやり直すこともできません。進歩は遅くても着実に成長が見られるので、Rookieにはどんどん外の世界のいろいろなことを見て経験させるつもりです。

トレイル途中でフリスビーしたり寄り道しながら4時間かけて、ゴンドラ乗り場のある富士見パノラマまで戻ってきました。
スキー客からは雪山救助犬と間違えられるRookieでした。
トレイル中でもスキー客からも、「おとなしいですね」「良い子ですね」「おりこうですね」と声をかけられるたび、他に犬が周りにいないかキョロキョロ見回して、「どうも〜」と愛想笑いを浮かべつつ、後ろめたい気分になります(泣)