days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

怒!怒!怒!

Rookieがいつも散歩している川原の土手は窪地を挟んで平行に2本ある。
今朝の散歩で最悪な飼い主に出会った。呼び戻しの出来ないイエローラブと大きな黒い犬を放し飼い禁止の看板がたくさん建っている川原で放している。
オフリードが条例違反と明記された看板の前で犬を放して散歩させているマナーの悪い飼い主はたくさんいる。何も看板のたくさん建っている土手で放さなくても、歩いて10分くらいの土手の端にドッグランがあるのだから、放したければドッグランに行けば良いのだから、ちゃんとリード着けてほしいと思う。
そういう飼い主に限って「ドッグランでは危なくて放せない」なんて言うのだ。ドッグランで放せないような犬をパブリックスペースで放すってどうよ?と思う。自分勝手なだけですね。


今朝出会った飼い主はイエローラブを好きに走らせていて、名前を呼んでも戻らないような状態だった。真向かいからやってくるそのイエローラブを見て、Rookieがアグレッションモードに入ったので、相手にリードを着けるよう叫んでから、その危ない感じの飼い主とイエローラブを避けるべく、窪地を横切り平行になっているもう一方の土手へ移動した。
するとそのイエローラブの飼い主は再びイエローラブを放した。
あほか。
Rookieがガマンしている間にそ知らぬ顔で遠ざかろうと思ったが、そのイエローラブは向こうの土手から駆け降りて、窪地を渡り、Rookieめがけて、ものすごい勢いでこちらの土手を駆け上がってきた。
あほ飼い主が遠くでイエローラブに戻って来いと叫んでいる。
Rookieは暴れ始めたけれど、まだ何とか耐えている。まだ余裕はある感じ。
私は周囲にアピールするために「キャー助けて〜」などと言いながらも、ケージフリーデイケアで学んだ方法でイエローラブを追い払った。
せっかく時間をかけて、Rookieに外で犬に会っても怖くないよと諭してきても、こういうことがあると「やっぱり外で会う犬は怖い」となってしまう。Rookieは3年かけて、遠くにいる犬は無視できるようになってきていたのに、これで「遠くにいても向こうの犬が走ってくるかもしれない」と思うようになったろう。
ただ良い兆しとしては、私がイエローラブを追い払って数秒後にRookieは初めて吠えた。それもちょっと嬉しそうな表情で私の顔をちらっと見ながら。イエローラブが来ていた時は私にまかせてくれていたんだ、と思った。


言うまでも無く、悪いのはイエローラブではなく、あほ飼い主だ。
今までずっとガマンしてきたけれど、今朝はガマンできないので言わせてもらうけれど、こういう心底迷惑な犬の放し飼いをしているのって、ラブの飼い主であることが本当に多い!!!
小型犬は、なんだかんだ言っても片手で追い払えるんです。他犬種の大型犬を放している場合は呼び戻しがきちんと出来ていることがほとんどだし、まかり間違ってもRookieに突進してきたりしない。
誤解の無いように書くと、私はラブを飼いたいと思ったことがあるほどラブが好きだし、きちんとされている飼い主さんがたくさんいるのも知っている。
だ、け、ど、、、
アメリカでも日本でもオフリードやフレキシリーシュで迷惑だなと思うのは本当にラブの飼い主が多い。ラブはシェパードのように神経質ではないし、明るく素直な性格で初心者でも飼いやすい犬種だと思う。だからある程度しつけがおろそかでも、飼い主が無知でもそれなりに飼えてしまう大型犬だと思う。
今朝のイエローラブもRookieにケンカをふっかけに来たのではなく、単にRookieと遊びたかったのだとは思う。でもケンカに発展したら、大型犬同士のケンカ、、、犬も止めに入った人間も重傷を負うだろう。
こういう時、アメリカ人でも日本人でもラブの飼い主はみんなこう言う「うちの子は大丈夫」「うちの子はフレンドリー」「うちの子は社会化ができている」
きちんと社会化できている犬が、「こっちに来るな!」とわかりやすくアピールしている犬めがけてすっ飛んでくるわけ無いでしょ!と言いたい。相手の気持ちが全く読めてない犬がフレンドリーだと私は思わない。
ちなみにRookieが今一緒にいられるジョナ君と小太郎君は相手の気持ちを読める犬です。
ジョナ君はRookieが驚くようなこと、怖がるようなことをせずに、静かに傍に一緒にいてくれる犬で、小太郎君はRookieのシグナルを見て、ハイテンションになったり、逆にさっと退いたりできる犬。相手の犬のサインお構い無しに挨拶に来る犬ではなく、ジョナ君や小太郎君のように相手のサインをきちんと読んで接することができるのが社会化できている犬だと思う。


今回のようなことが続くと大好きだったラブラドールレトリーバー自体が嫌いになってしまいそう。
本当は飼い主が悪いだけなのに。
今回の飼い主は悪気があろうとなかろうと悪質なので保健所に通報しておきました。