days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

うちの子記念日 with brothers

Rookieに初めて会ったのは、2007年の11月30日(当時推定3歳)、一時預かりになったのは同12月3日でした。
そして2008年6月24日はRookieを紆余曲折のうえ、正式譲渡になった日です。

今日はRookieのうちの子記念日2周年のお祝いです
数えてみて「あれ?まだ2周年なの?」と驚きました。いろんなことがありすぎて、ものすごい密度で接してきたので、もう10年くらい一緒にいたような気がします。



Rookieの数少ないお友達、ジョナ君と小太郎君が遊びに来てくれました。

自分の家(テリトリー)に他の犬を入れることはRookieにとっては大問題なはず。でもとりあえずは受け入れていました。2回目だったので、前回よりは落ち着いているように見えました。
ジョナ君に関しては、身体を寄せ合っていても、何気にジョナ君がルーキーの上に覆いかぶさるように立っていても、全く気にしていません。

未満ちゃんから、わんわんワインとわんワンカップをもらったよ。夕食後にみんなで晩酌しました


が、小太郎君に会うのはちょっと久しぶりだし、Rookieは年齢どおりにジョナ君は兄貴分、小太郎君は弟分としてみている節があります。

Rookieのテリトリーで陽気にはしゃいでいる小太郎君に、そのうち「シめてやる」といった目つきを時折していたRookie。Rookieの庭でマーキングしているコタ君に「ウーッ」と唸った後、飛び掛る一幕がありました。Rookieはマズルをしていたし、コタ君はまったく反撃も一切せずだったので、すぐに収まりました。

攻撃性のある犬の練習にマズルは重要なファクターです。「かわいそう」と言う人もいますが、マズルがなければ練習する機会さえ作れないか、もしくは他の犬に怪我を負わせてしまいます。それが一番かわいそうだと思います。マズル着けていてもルーキー笑ってます。
それを見ていたジョナ母さんが「小太郎は反撃しないで、ルーキーを無視したでしょ。何でかって言うと小太郎が悪いことした時のしつけにコタママが”無視”を使って育ててきたから」と言いました。なるほどなーと思いました。

その後、みんなで外へお散歩に。
面白いのは外に出たら、ルーキーのコタ君への態度が変わったこと。「ボクのテリトリーで傍若無人にふるまう若造」から、「群れの仲間」に一瞬でシフトしました。
そうそう、ドッグランでもドッグカフェでも、Rookieはコタ君に支配的な態度は見せていませんでした。
そして一緒にお散歩して一緒に家に戻った後、家の中でもRookieはコタ君に対しての許容量が大幅にアップしていたように感じました。

他の犬たちと一緒に食う寝る遊ぶを繰り返しながら、距離を縮めて、付き合い方を学んでいければと思います。
問題行動にばかり目が行きがちだし、出来たことは当たり前になって気づいてあげられなくなってしまいがちだけど、ちゃんとルーキーががんばっていること、出来るようになったことに気づいて褒めて自信をつけさせてあげたいと思います。
2周年の今日、Rookieはまたいっぱい学んだはず。とても良き日になりました。

ジョナ君、コタ君、ジョナ母さん、未満ちゃん、ほんとにいつもありがとうございます


Rookieの一時預かりになったことで、犬のこと 保護のこと 訓練のこと 繁殖のこと 社会のこと、深く深く考えるようになりました。
Rookieに出会わなかったら、こんなに真剣に考えなかったと思います。以前から自分では真剣に考えてるつもりでいたけれど、今にして思うと全然浅かったです。
Rookieを幸せにして、その経験を他の問題のある犬、それに悩む飼い主さんの手助けにつなげていけたらと思います。

来年のうちの子記念日にはルーキーがもっと良い子になって、お友達が増えているように、明日からコツコツ練習です。