days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

犬と旅したくなる本&オオカミ本


犬との旅は楽しい。いつも自己流で思いのままにルーキーと旅に出ています。
シェルターで出会った時、外の世界、知らないモノ全てを怖がり吠えつくルーキーは「社会化不足」の烙印を押されていて、一時預かりだった私はとにかくルーキーにいろいろなものを見せようといろいろな場所に連れて行って、楽しいことをいっぱい経験させようと思い、最初は義務感と責任感であちこちへ出かけているうちに、犬と一緒の旅が大好きになってしまいました。一緒にいる犬がルーキーなので、ドッグランやドッグカフェのような王道の場所には行けないけれど、それ故にもっともっと自然が豊かで素敵な場所もたくさん見つけました。

ただの原っぱや山道が犬という相棒と一緒だと、とても楽しくキラキラした場所になってしまうのは、まるでマジックのよう。

旅ゆけば〜♪ルーキー&ジョナ君の大自然のなかのキャンプ



犬との旅が楽しくなる本をちょっと紹介します。

犬連れ北海道3000キロの旅 (エイ文庫)

犬連れ北海道3000キロの旅 (エイ文庫)

この著者とそのフラットコーテッドレトリーバー ソアラちゃんの旅はどこにも力みがなくて、ニュートラルで素敵です。ラストでソアラが見せる「この旅でいちばん嬉しい瞬間」には胸がじんわり暖かくなります。
実は今年の夏が来る前の涼しいうちにルーキーと北海道に行こうと企んでいます。
シェルパ斉藤のワンバーナー簡単クッキング (エイ文庫)

シェルパ斉藤のワンバーナー簡単クッキング (エイ文庫)

私とルーキーの旅はキャンプか車中泊。食事はワンバーナーかカセットコンロでパパっと作って済ますことが多いのですが、どうしてもワンパターン気味。

この本は文庫サイズだから旅の邪魔にならないし、本当にかんたんな料理しか紹介していないので料理のヒントに役に立っています。
ウィ・ラ・モラ―オオカミ犬ウルフィーとの旅路

ウィ・ラ・モラ―オオカミ犬ウルフィーとの旅路

カナダで先住民から譲ってもらったオオカミ犬ウルフィーとカナダの森や湖を旅するノンフィクション。
作中に出てくる先住民の子孫の言葉や著者の感性がすごく素敵で、カナダの森に行ってみたくなります。
ただ気になったのはカナダの森に抱かれてすくすく自由に育ったウルフィーを日本に連れ帰ってウルフィーはどうなのだろうか?ということ。環境はどうあれ親しくなった人間についていくほうが幸せなのか、オオカミ犬に適した環境に身をおくことが幸せなのか、ちょっと悩んでしまう。物語の後を調べてみると日本在住後、ウルフィーは大きく体調を崩してしまったようだ。


ウルフィーに感化されてオオカミ系の本もちょこっと紹介。

白い牙 (新潮文庫 (ロ-3-1))

白い牙 (新潮文庫 (ロ-3-1))

オオカミ犬ウルフィーの物語に出てくるマッケンジー川、、、どこかで聞いたような。。で思い出したのが「白い牙」でした。
子供のころに児童用にやさしく書かれたものを読んでいましたが、改めて原作に忠実な訳書の内容は読み続けるのが辛いほど辛辣なものでした。著者は白人至上主義者なので、時折ネイティブをバカにするような記述が見られるのも嫌な気分にさせられます。
延々続く殺し合いや虐待の物語。1906年に発行された本書はオオカミの性質等も現在解明されている学説とは少し違っているし、当時の人間達の犬の扱いも目を覆うものがあります。しかし最後の最後に、、、1906年の時代でさえ、犬の信頼を得る方法は「力」ではなく「愛」であることが書かれています。
Living With Wolves

Living With Wolves

オオカミの写真集。といってもここに出てくるのは半野生くらいのオオカミなのですが、カメラマン夫妻によく馴れているので、接近して撮影することが出来ており、とても美しい写真集です。パックの中のコミュニケーションのとり方は犬のボディランゲージと比べながら見てみるととても興味深いです。
野生イヌの百科 (動物百科)

野生イヌの百科 (動物百科)

世界中のイヌの仲間が紹介されていて、見ているだけで楽しいです。イヌ科の動物って美しいなぁ。
ルーキー、やっぱりディンゴに似てる(笑)