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days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

Baby Bearの死

Baby Bearが脳腫瘍を患い、安楽死になったとのALL STARのボランティア仲間からの便りに呆然としています。。

シェルターで出会った頃、ジャーマンシェパードのパパ、シェパード×ハスキーのママの間に生まれたばかりだった可愛い可愛いBaby Bear。
この3頭は保護犬ではなく、オーナーの都合で施設に長期預かりになっていた犬達で、5年以上もシェルターにいてオーナーも放置している状態だったのに、オーナーが所有権を放棄しなかったため、里親を見つけてあげることもできなかった。
それでも最初の1年くらいは私とTanyaで3頭を一緒に散歩させ、プレイヤードで遊ばせることができた。
ある日、救急車がサイレンを鳴らしながら近づいてきて、ママとBaby Bearがちょっと動揺したことがあった。するとパパがさっとママとBaby Bearを歩道の内側に誘導して、救急車側に立ちはだかったことがあった。素晴らしいファミリーだと感心したのを覚えている。
でも、Tanyaが引っ越して、シェパード3頭引きは難しいため、私はバラバラに散歩に行くことになった。Baby Bearだけを散歩に連れ出すとパパが心配そうにクンクン鼻を鳴らしていたのが印象的だった。

シェパードファミリーは全員良い子達で里親募集をすれば里親がすんなり見つかりそうな子達だったので(特にパピーだったBaby Bearは)レスキュー側が何回か交渉したけれど、オーナーは何故か所有権を放棄しなかったし、ケンネル施設側も長期預かりの金の卵を手放すことに協力してはくれなかった。

そのうち私の帰国も決まり、シェルターに残してきた犬達に後ろ髪を引かれる思いで私はルーキーだけを連れて日本に帰国した。
後にシェパードファミリーは散歩中の事故を懸念するオーナーの意向で、ボランティアによる散歩も出来なくなったという知らせを聞いた。ケンネル施設で働くテリーが3頭をプレイヤードに出す以外は3頭はケンネルに入ったまま、数年を過ごしていたようだ。
そんななかBaby Bearに脳腫瘍が見つかり、安楽死になった。シェルター育ちのBaby Bearはほとんど外の世界を知らずに逝ってしまった。シェルターの近くには世界的にも有名なオフリーシュビーチパークやオフリーシュトレイルがあり、飼い主のいる犬達は楽しく駆け回っていたのに。それでもBaby Bearは素直にすくすく育ち、可愛い良い子だった。
今頃は痛みやケンネルから開放されて、元気に跳ね回っているといいな。
レスキューボランティアをしていると、助けたくても助けられない命にいやというほど出会うし、たとえシェルターに収容できて死からは免れても、その問題行動により里親が見つからずに幸せにしてあげられない犬達にもたくさん出会う。
今回ひとつの希望がある。Baby Bearの死後、オーナーがパパとママを手元におくことにしたという。
パパとママのこれからが幸せなものでありますように。