days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

心残り。。

帰国に向けて、どんどん準備が始まっています。
自ら望んで来たアメリカではないのですが、サーフィンにはまったり、フラにはまったり、規模の大きな海外スキーを楽しんだり、それらを通じて大切な友達ができたり、雄大な自然に身をおいたり、、、
とても充実して思い残すことなく、胸をはって日本へ帰れるのですが、、、

でも大きな心残りがあります。
それはシェルターにいる犬達のこと。
私のアメリカ生活の50%はルーキーをはじめ、ドッグレスキュー関連の活動で占められていました。
今、私のボランティアしているシェルターには16頭の保護犬がいます。
それに対してボランティアの数はとても少なく、毎週コンスタントに来てくれているのは、私を含めほんの4〜5人。

平日となると担当は一人だけ。
16頭の犬全てを散歩させるのはかなり厳しいです。
さらに全ての犬の散歩にいけるのは私を含め2人だけ。
私が帰国したら、散歩が週に1回きりになってしまう犬達がでてきます。うちのシェルターには人間を簡単に引き倒せるような超巨大なハスキーや、興奮するとハンドラーに噛みついてくるシェパードや、何をしでかすかわからないピットブルなどがいます。

それに対してボランティアはみんな小柄な若い女の子達で、私ともう一人が同い年で最年長者。
帰国前までに新しいボランティアの女の子に、今難しくて散歩に行けない犬のハンドルの仕方を少しずつ教えています。
アダプタブルではない犬達をアダプタブルな犬にトレーニングしても、またすぐ違う犬が捨てられてきます。
ボランティアがもっと増えれば、男性ボランティアがいれば、犬の経験豊富なボランティアが見つかれば、、、、
いや、早く不妊手術の正しい知識が世界中に浸透し、素人繁殖やパピーミル、バックヤードブリーダーがなくなれば、、、
ドッグトレーナー志望者を募って、シェルターの犬達のお散歩ボランティアをしてもらう試みも始めています。
ここの犬達と触れ合うことは、どんな教科書よりも勉強になるんじゃないかと思っています。

でもボランティアがいくらがんばっても、新しい里親さんが見つかっても、保護犬は増える一方。
根本的な解決は捨てられた犬を助けるのではなく、捨てられる命を作らないことなのだと実感しています。
それにはやっぱり不妊手術の徹底がいちばんのキーポイントになるでしょう。
とにかく今はシェルターにいる犬達のことが心配で心残りです。
ボランティアに興味のある方はこちらまでご連絡ください。
http://www.doggies911.net/sub7.html