days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

ウォーターワーク2013西湖大会

ウォーターワーク2013西湖大会に参加してきました。

開会式。たくさんの犬がいるなかでルーキー、落ち着いています。


まずはレトリーブクラス

ルーキーは他犬への突進&攻撃の可能性があるため、レトリーブクラスもオープンクラスもオンリードで参加です。オンリードだと20ポイントの大幅減点で成績は残せませんが、安全に楽しく参加するのがいちばんです^^
本来オフリードで行うウォーターワーク競技。オンリードはあくまで不意の他犬への突進を止めるための保険で、競技中は常にリードにテンションをかけずゆるゆるにたるませて、リードでの制止や誘導を一切せず、他の参加者と同じオフリードの条件になるように気をつけました。

右と左に投げ入れられたダミーを指示した順にレトリーブしてくるディレクションレトリーブはルーキーの得意な種目。
今回は左のダミーの近くに枝が浮いていて、そちらに行きかけたのですが、私の「違う、左!」の声かけで左のダミーをちゃんと咥えて持ってきてくれたのが嬉しかった〜^^

その他の種目もとても良くやってくれました。
後でジャッジを見てみたら、一度ダミーを落としたのと、ディレクションの時に枝に興味を持ったことのみの減点で、ほぼ満点!!ルーキー、すごいよ、すごい!(といっても、そこからオンリード減点があるのですけれど^^;)


レトリーブクラスの次はオープンクラスです。

1本目のシングルレトリーブでは、水に入って湖水をゴクゴクして、みんなの笑いを誘っていました。
水遊びが大好きでハイテンションな子の多いラブなんかはレトリーブでマテが出来なくて水に飛び込んで大きく減点される子が多いのだけれど、ルーキーやニューファンはのんびり派です。マテは出来るけれど、泳ぎだす前に水温を気にしたり水を飲んだり(笑)
ちなみにウォーターワークはスピードを競うものではないので、ゆっくりでも規定時間内に出来ればOKです。
以前、「レスキューはスピードが大事なのにどうしてですか?」と質問したら、レスキューされる時にガンガン飛び込んでこられるより、ゆっくり近づいたほうが、要救助者が落ち着いていられるからだと教えられ、なるほどと思いました。あ、でも水飲んでちゃだめですけど(笑)


サーチレトリーブは目隠しして、競技リーダーが投げ入れたダミーをハンドラーが指示してレトリーブしてくる種目。
指示したダミーの目の前に枝があって、ルーキーは枝を取ってきてしまい、もう一度指示して、今度はちゃんとダミーをレトリーブ。
これは目隠ししていて、方向を指示しただけなので、ダミーと同じ位置にあった枝を拾ってきても減点無しでした。

ストレンジャーレスキューでは近くで遊んでいた子供をレスキューしに行きそうになりました^^;
その後、かなーり湖の中に佇んで悩んでいましたが、規定時間内にちゃんとレスキューできました。

オープンクラスの華の競技、ボートレスキューは完璧にやってくれました^^

競技終了!私とルーキーの笑顔でわかると思いますが、レトリーブクラスもオープンクラスも良くできました^^


ルーキーは望まれない繁殖で生まれてすぐにシェルターに放棄され、パピーの頃に里親が見つかるも3歳頃に再放棄。最初の一時預かり先では先住犬を殺してしまい、紆余曲折の末我が家の一時預かり犬となり、何回か里親が見つかるもドッグトレーナーから安楽死宣告されたりアニマルコントロールに通報される等して出戻りを繰り返し、私の帰国とともに正式にうちの子になりました。
外では警戒しまくりでキョロキョロするばかりで、まともに歩くこともできなかったルーキーを迎えるにあたり、犬友達を作ることや、ずっとやりたかったドッグスポーツ、ドッグランやドッグカフェ等はあきらめなければならないと覚悟しました。
けれどルーキーは次々にあきらめていた私の夢をかなえてくれました。


ウォーターワーク西湖大会出場もそのひとつでした。ルーキーがこういう大会に出場できるなんて感無量です。
ウォーターワークをはじめた7歳の頃のルーキーは、同じ湖畔に他犬がいるだけで、暴れて吠えて大変でした。先生の犬も咬んでしまいました><
最初の大会では車の中からもクラスメイトに吠え掛かりっぱなしで、私はルーキーにつきっきりでした。
でも3年目の今年の大会では他の犬がいても外を静かに歩けたし、車の中でも静かに待機できたので、私も大会のヘルパーをすることも出来ました。


開会式も表彰式も他の犬がたくさんいるなか落ち着いて参加することができました^^
琵琶湖組の知らない犬がたくさんいる状況で競技も落ち着いてとてもしっかりやってくれました。
私が思っている以上にルーキーがちゃんと成長してくれているのがとても嬉しかったです。
今年10歳のルーキー、体力気力はちょっと落ちてきていますが、来年は物品の保持とかそういう体力を使わずオンリードでもできるところをちゃんと出来るように一緒に練習したいなと思います。
2013年ウォーターワーク西湖大会ダイジェストmovie
動画後半のエキスパートクラスはとてもカッコイイです2012年ウォーターワーク西湖大会 Rookieのオープンクラス

さてさて、他の子の競技も見てみましょう♪














大会結果です。

エキスパートクラス優勝 ベリーちゃん

エキスパートクラス2位 ガイアス君

エキスパートクラス3位 デューク君

オープンクラス優勝 ルーク君

レトリーブクラス優勝 ハナちゃん(ハナママ、やったね♪)
おめでとうございます^^それにしても黒ラブ強し!


ちなみにルーキーですが、レトリーブクラス2位、オープンクラス5位でした。シニアから競技を始めて現在10歳、さらに20ポイント減点でこの成績はすごいんじゃないでしょうか♪(←親ばかですから)

ウォーターワーク協会理事の千葉路子さんからは、「ルーキー、オンリード減点がなければ優勝でした。競技はしっかり出来ていますから自信を持って!あとは他犬に対してフレンドリーになって、怖いものを減らしていきましょう。お母さんもあまり気にしすぎないで!」との講評をいただきました。
千葉さんの講評はいつも優しくて前向きで、とても楽しみです。

ほめてもらって、ルーキーもすごく嬉しそう^^
このルーキーの喜びよう、きっと心からほめてくれているのだと思います。

オンリードでも大会出場させてくれるウォーターワーク協会、
いつもやさしく楽しく頼もしい大石先生と吉田先生、
表彰式で暖かいアドバイスをしてくれる千葉さん、
ルーキーに気遣いして受け入れてくださるクラスメイトのみなさん、
そして精一杯がんばってくれているルーキーに感謝します。
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。