days of atresure

ロサンゼルスのシェルターにいたRookie。Rookieの一時預かりボランティア中に、日本帰国が決まり、正式に家族として迎えることに。大変なこと、幸せなこと、最近では幸せなことばかり、、、綴っています。本ブログの画像および文章の著作権はmamiにあります。無断転載を禁止します。

ふざけるな!オフリード飼い主!!

最近ルーキーは対犬攻撃性がずいぶん良くなってた。
「外で犬に会っても、むこうも繋がれていてこちらには来ない」ということを理解して、こちらが吠えなければあちらも気にしないということに気づき始めて、ちょっと距離があればかなりの確率で我慢できるようになっていた。


とはいえ近所の河川敷は狭い道ですれ違いをしなくてはならないことも多く、ルーキーは犬が少なくなる時間帯にお散歩している。しかし、暑くなってきて早い時間帯に散歩しないとならないため、ここ1ヶ月は朝は車で秋ヶ瀬公園まで行くことが多かった。
この公園は広いので、ルーキーが大丈夫な距離ですれ違いができるので、失敗させること無く、たくさん褒めてあげられるし、そこそこオフリードの犬もいるが早朝などに来ているのは、競技会にでるようなしっかり訓練された犬が多く、そういった犬はルーキーも安全だとわかるのか吠えることは少なかった。
念のため書いておくが、秋ヶ瀬公園はもちろん埼玉県の条例に基づき、オフリードは禁止である。看板も建っているしパトロールも巡回している。

が、今日は昨日暑かったことや週末だったこともあり、早朝からおバカ飼い主が呼び戻し出来ない犬をオフリードにしていた。
私はその時、左手の広場から、私達が歩いている舗装路へ向かってボールを投げている飼い主と黒いラブラドールに気をとられていた。「あのラブはきちんと訓練されていて、飼い主も犬の訓練に自信があるのだろうけれど、人や犬が歩いている舗装路に向かってではなく、人気の無い広場へ向けてボールを投げる配慮がほしい」と思いながら。


その時ルーキーが右手を見てぶわっと毛を逆立てたので、右を見るとオフリードのスピッツがこちらに向かって走ってきていた。
スピッツに「マテ!」と制すると少し止まった。飼い主がかなり離れた後方にいたので、「呼び戻してください」というと、飼い主がスピッツを呼んだが、戻るどころか、またこちらに向かって走りよってきた。ルーキーが吠え始めた。当たり前だ。
近くにいた黒ラブの飼い主は黒ラブにそそくさとリードを着けて、巻き込まれたくない様子。オフリードに自信があるトレーニングの腕前なのだろうからこのスピッツ止めてみたら?とイヤミな思いが頭をよぎってみたり。そもそもこのスピッツがこっちに走ってきた原因はオフリードで駆け回ってボール遊びしているラブに反応してだろう。
とりあえず走って逃げたら当然追いかけてくるだろうから、手を前に出してドスの効いた声で「マテ」と言って、近くに落ちていた大きな枝を縦に持ち体の前に構えた。これはケージフリーデイケアでボランティアをしていた時に教えてもらった体を大きく見せる方法だ。スピッツが怯んだので、ゆっくりその場を離れた。
だいぶ離れて安心していたら、またスピッツが走ってきた。まだ呼び戻し出来ていないことにあきれた。
今度は大きな枝を2本拾い1本をスピッツに当たるように投げつけた。スピッツは悪くないので、そんなことはしたくなかったけれど、これ以上近づいてきたら、ルーキーが咬みつかない保証はないし、逆もしかり。
怯えて吠えるルーキーをひっつかんで、スピッツを無視して、さっさと森の小道から駐車場のほうへ歩いて戻った。
駐車場に戻りながら、犬種と場所を警察と公園事務所へ通報した。
もしスピッツに追いかけられたのが子供だったら?小型犬だったら?犬が苦手な人だったら?


最近自信をつけて他犬攻撃性が収まってきていたルーキーは、今回の件でまた「外で会った犬は襲い掛かってくる」というイメージが復活してしまった。
何年もかけて少しずつ少しずつ築いてきたことが一瞬でダメになってしまうかもしれない。
その後ルーキーがいつもうきうきで歩く森の小道を歩いたけれど、ルーキーはずっと元気なく、私の後ろをトボトボ歩いていた。せっかく楽しいお散歩のはずだったのにね。
オフリードにすることで飼い主と犬はたくさんのことを学べるのは間違いないし犬が自由に駆けている姿は美しいし楽しく走る姿を見るのは楽しい、でもオフリードにする前に最低限呼び戻しがしっかりできる、周囲の状況に配慮する(誰かいたらリードを着ける)、これだけは守ってもらいたい。
最後にオフリードは本来、条例で禁止されていることも忘れずに。


自己防衛のためにペッパースプレーでも持ち歩こうかな。犬にはかわいそうだが、放し飼い禁止の看板が建ったり公園側がパトロールしてもおバカ飼い主は減らないだろうから。
しつけできていないのにオフリードにするようなおバカ飼い主のために、ルーキーが何らかのトラブルに巻き込まれるのはご免こうむる。今回ルーキーは後ろ肢に怪我をしていました。スピッツがルーキーにくるくる飛び掛っていたのでその時にやられたのでしょう。
オフリード飼い主側の言い分に「他犬NGなど問題行動がある犬側に原因がある」というものもあるようだ。確かにルーキーは他犬NGでそれは問題だと思うが、こちらは周囲に配慮し、しっかりリードを着け、時にはふいに近づいてくる犬のためにマズルを着けておくこともある。もちろんトレーニングもずっと継続している。ドッグランには知らない犬がいる時は入らない。道でのすれ違いやドッグラン、公園等ガウガウになりそうなシチュエーションになる前にこちらが必ず相手に譲るようにしています。
オフリード禁止の場所でオフリードの犬が勝手に近づいてこなければ大丈夫。要するにしつけされているオフリードの犬であれば何の問題も起きないと言うこと。問題はしつけされていない犬をおバカ飼い主がオフリード禁止の場所でオフリードにしていること。そしてそういう飼い主は離れた場所でした愛犬の糞を放置する。